〜大切なひとりの人の幸福~川端康成の話

今朝は神やんらしき人が
煙管(キセル)かパイプを
咥えているのでした。

パイプといえば

團伊玖磨
チャーチル
マッカーサー
アインシュタイン

あ、康成さんです。

そういえば昨日読んだ本に
川端康成を「康成さん」
と慕う人物が登場しました。

川端康成の名言に
「一生の間に一人の人間でも
幸福にすることができれば
自分の幸福なのだ」

というのが、あります。

出典「一人の幸福」を
あいにく読んでおらず

サクッとあらすじを
確認したところ

妻のある男
男が愛する女
女の弟

が登場します。

男は女を幸せにできないが
その弟の窮状を救うことは
できるかもしれない。

せめて弟を幸福にすることで
自分の幸福を感じる。

というお話のようです。

文豪の意図はともかく。

この世に生まれてきた
そのときに一人は
あなた(私)の誕生により
幸福を感じた人がいるでしょう。

いやいや、あなた(私)は
望まれずに生まれてきたので
誰も幸福ではなかった…

…としても、あなた(私)が
一人の、たった一人の人に
幸福を感じてもらえば

幸福な人になれるわけです。

幸福の定義はさまざまで
「継続的・安定的」という
条件がつくこともあります。

瞬間的な幸福もありますよね。

たとえ誰かを幸福にできなくても

誰かの幸福を想像したり
見たり感じたりすることも
できますよね。

というわけで

図々しくも川端康成の名言を
少々書き換えてみました。

「一生の間に、誰か一人の幸福を
一瞬でも共に味わうことができれば
あなた(私)は幸福です!」