アラフィフウェブライターの悩み:「神やん」第5巻

「神やん」シリーズの紹介が
途切れておりましたので
第5巻の話を続けます。

第5巻に登場した相談者
美咲さんの初回メールには
こう書かれていました。

「はじめまして。ミサと申します。美咲と書くので、ミサキと呼ばれることがほとんどです。どっちでも構わないんですが、一応。

現在44歳。来月アラフォーから、アラフィフにステップアップします(笑)。フリーでウェブライターやっておりまして。22歳で結婚したんですが、性格の不一致により2ヶ月で離婚。それから独身街道まっしぐらです。

新卒で出版社を狙ったものの、全落ち。就職氷河期の新卒無業者というわけです。アルバイトでフリーペーパーの記事など書いているうちに、ライティングの依頼が増えたのはラッキーでした。

チームワークが苦手な私には、この仕事が合っていると思います。知人の店(バー)を手伝ったりもしていましたが、今はライティングだけで生活できるようになりました。自分でも、がんばってきたなと思います。

で、ここから本題です。聞いてください。というか、読んでください!

主なライティング依頼は、一社から受注していました。規模は小さいけど、人気も知名度もある会社です。社長が気に入ってくれて、3年くらい継続でかなりのボリュームを受けていたんです。

ところがです!事業を拡大するとかで、社長からのオーダーがガラッと変わりました。発注から納品までの期間短縮。記事あたりの支払い額減少。取材費カット。進捗レポートにも細かくチェックが入る。

不満アリアリでしたが、調子を合わせてやってきたつもり。でも不満がチラチラ見えていたんでしょうね。先週になって突然切られました。私の半額で、同じレベルの新人が見つかったとか。

やってらんない、と思っていたら、相手から断られてしまったわけです。失意のどん底です。

このムカムカ、どうしたらいいんでしょうね?もう、わけわかんない感じです。困ってます。怒ってます。ヤケ食いヤケ酒で、顔むくんでます。

数少ない友だちは、今それぞれ色々あって愚痴を聞いてもらう状況になく。イライラ解消しようと海辺を散歩していたら、ボーっとしてスマホを落としました。焦って拾ったら、こちらのメールカウンセリングが表示されていた。

もうこれは神のお告げ!と思って書きました。よろしくお願いします。」

ミサさんは文章のプロですから
悩みの相談のメールでも
読み手に配慮し
サービス精神全開です。

このような心優しき人は
その繊細さゆえに
傷つくことも多い。

それにしても…。

ミサさんと月子を
繋げるために
神やんったら(笑)

。。。。。。。。。。。
月:神のお告げって(笑)。スマホに表示されていたって(笑)。新しいアプローチだよね(笑)。

神:マズい?

月:いや、面白くて(笑)。神やんも色々トライしてるよね。

神:で、どうなの?

月:ミサさんも面白い。メール読むだけで面白い。

神:どん底って言ってたけど。

月:うん。失意のどん底なんだって。でも文章が、かなり面白い。書くこと自体が、彼女のパフォーマンスなんだね。書くなら相手を楽しませないと、って職業病みたいな。

神:で、実際のところ、どうなの?

月:うん。ミサさんは大丈夫だと思うよ。どん底を楽しむ力があるし。

神:たしかに。どん底って言いながら、どっか突き抜けてる感じだった。

月:でしょ?デキる女は、だからしんどいの。
。。。。。。。。。。。

神やんと月子
夫婦漫才か?