神やんって、たしかヤンキーだったよね? ~私もグレてたけど~

シリーズ発売当初から
長いことヤンキーっぽい
姿と語り口が特徴の
神やんなのですが…。

近頃は様相がすっかり
変わってしまいまして

かなり神っぽい(笑)

人のようなかたち
人のような声
人のような温かさ

鳥や樹木や風
水や炎

大きくなったり
小さくなって
消えてしまったり

もう、あのヤンキーな
神やんには会えないのか
と思っていたところ…。

今朝は久しぶりに
金髪で現れ
お得意のセリフ

「あんたさぁ…」
を聞いて懐かしかった。

金髪で思い出したのが
心理関係の大師匠である
Y先生の言葉。

いわゆる不良時代を
経験した私にとって
Y先生の視点は
大変ありがたいものです。

タバコ・お酒
金髪・パーマ・ピアス
深夜の外出

あらゆる不良行為
さらにセックス

Y先生は心理療法家に向けて
こうおっしゃっています。

「どうせ大人になれば
誰だってすることだから
そうメクジラたてずに

というくらいの考えでないと
とうてい務まりません。

たしかに規範は大切です。

それより大切なのは
『傷ついたこころ』を
しっかりと包む優しさ。

もうひとつ大切なのは
悪いことは悪いと
毅然と言える強さ。

両方を備え持つことが
大事です」…と。

優しいだけじゃダメ。

強いだけじゃダメ。

そういう大人が
ひとりいてくれたら

子どもは自分の力で
育っていきます。

ひとりで、いいんです。

私の子ども時代を
支えてくれたのは
そういう、ひとりの大人でした。

その人は、どちらかというと
強さが表に現れるタイプで
ちょっと怖い。

でも、ときどき見せる
ちっちゃな優しさに
深みと余韻があった。

どんなに私が悪ぶっても
全く気にもとめない様子で
ただ、そばにいてくれた。

あの人みたいに
カッコイイ大人に
なってはいないけど

なりたいと
今でも思います。