恐怖は自分が創り出した幻

昭和の話です。

田園調布がまだ
キラキラ住宅地でなく

多摩川に近い
のどかな地区で

多摩川園という
遊園地がありました。

その、お化け屋敷で

大人の私が出口を探し
グルグル、グルグル
歩き回り…

頬にヌルっと何かが触れ
恐ろしい姿の人形が
こちらに倒れてくる。

「こっち」と神やんの声がして
やっと脱出した。

というのが今朝の夢。

は〜、疲れた…。

昔も今も、私は
お化け屋敷が苦手です。

昔は、とにかく怖かった。
連れて行ってくれた人に
気をつかって入っただけ。

今は、わざわざ
美しくないものを
見る必要を感じない。

私の周りには
美しいお化けさんたちが
たくさんいてくれるし。

ところで…。

恐怖の多くは
自分の脳がつくりだした
幻のようなものです。

恐怖は大切な
生存本能ですが

恐怖という反射を
思考に混ぜこむと

恐怖という思考になり
私たちを侵食します。

つかんで
見据えて
手放す。

楽しいこと
美しいこと
嬉しいこと

とにかく、いい感じの
思考で上書きする。

たいていの恐怖は
今ここ、ではなく

思考がつくる
仮の未来にあります。

今、この瞬間に
どっかり居座ることで

多くの恐怖は
パッと消えてしまうようです。

 

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