あえて負けを選ぶ~放下着(ほうげちゃく)~

今朝の夢は波打ち際。

神やんと少女(多分、私)が
魚を追いかけていました。

道具もなく、二人とも素手
魚を捕まえようとして

なかなか捕まらなくて
それが楽しくて。

捕まえた小さな魚を
神やんは私の手に載せて

それから一緒に、そっと
海に還しました。

今日のテーマは
キャッチ&リリース?

いや、ちょっと違うなぁ。

もっと、なにか優しいイメージ。

ということで、というか
ひょっと思いついたので

今日は、勝ち負けの
負けについて。

負けるが勝ち、という
ことわざがありますが。

これは
・争いを避ける
・相手に勝ちを譲る
・最終的には自分の利益になる
という意味です。

負けることによって
勝ちを狙っているわけです。

結局、勝ちたい(笑)

さて、禅語に
「放下着(ほうげちゃく)」
という言葉があります。

放下とは、捨てること。

着は、きっぱり、とか
はっきり、というような意味です。

きれいさっぱり
捨てちゃいな!

みたいなことですね。

何を捨てるのかというと
もっとも捨てにくく
もっとも捨てたいもの。

ずばり、執着!です。

執着というのは
活動のエネルギー源
にもなるのですが。

大抵はストレス源に
なってしまいます。

他者との比較
つまり勝ち負けで
ものごとを見ると

ストレスになる
執着が手放せません。

積極的に負けにいくことは
水の働きと同じです。

自ら低きに流れ
その場を潤す。

負けを選ぶ、というのは
勝ち負けから離れること。

もともとの自分に戻り
のびのび軽々と生きること。

背負(せお)っていたものを
おろしてしまうこと。

さ、背筋を伸ばして
勝つことを、やめて
楽々いきましょう!