水になること~上善如水~

上善如水
(じょうぜんみずのごとし)
といえば

越乃寒梅
八海山
久保田
〆張鶴

など居並ぶ勇者を抑え
躍進した新潟の日本酒

…ではなく

老子のお言葉です。

すべてを潤し
すべてを育み
すべてを受け入れる。

誰とも争わず
何にも抗わず
与えられた形に寄り添う。

高低差があれば
低い方へと向かい

器があれば
そこに留まり

また岩をも穿つ
逞しさをもつ。

水のようであることは
人生の極意ですね。

元気なとき
調子のいいとき

人は意図せず
水の如く生きています。

一方で

つまずいたり
迷ったり
落ち込んだとき

水のようであることは
なかなか難しいものです。

調子が悪いときほど
水のようであれと
自分に教えてあげると
良いかもしれません。

鉢植えの緑に水をあげ
花瓶の水を換えて
水回りをサッと拭う。

無理に人とは会わず
成り行きに任せて
今なすべきことを
淡々とこなす。

高みを目指さず
自分より弱っている人を
潤すことを考える。

静かに居られる場所を探し
そこに留まる。

すると

まわりに迫っていた
岩壁にも穴があき
日の光が射しこむ。

…かも、しれません!

低いところに留まり
その場を潤し

日の光を受けて
天に昇る。

いいなぁ。

こんな風に生きたい。

水のように生きよう。

今朝の神やんは
水のマジックを
見せてくれました。

小さな川の流れから
そっと水をすくい
透明の袋に入れると

袋の中で水は
雲になりました。

袋入りの雲を
私は大切に受け取り
目が覚めました。

いい朝です。

............

最後にひとつお知らせ。

本日配信のオーディオブックです。

よろしかったら聴いてください。

聴き放題の対象です。

audiobook.jp